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日刊建設タイムズ社
2019/10/08

【千葉】利活用事業者を募集/18日に説明会階を開催/市原市 旧高滝小学校

 市原市は7日、旧高滝小学校利活用事業の事業者募集要項を公表した。高滝ダム湖畔の立地条件を生かして、地域の活性化に結びつく提案を公募型プロポーザで募集する。今月18日に事業者向け説明会と現地見学会を行い、11月12日に参加申し込みを締め切る。応募書類の提出期間は11月26日から12月3日までで、12月中旬に1次審査の結果を通知し、同24日のプレゼンテーションを経て来年1月中旬に優先交渉権者を決定する。現状有姿での引き渡しを基本とし、土地は有償・無償を問わず貸し付け、建物は無償貸し付け、または無償譲渡の選択制とする。
 参加資格は、同市から指名停止措置等を受けておらず、税の滞納がないこと等。利活用事業の提案内容は自由とするが、@観光(市原鶴舞IC周辺の地理的優位性を最大限に活用し、南市原及び中房総地域の玄関口として、里山・ゴルフ場・文化芸術などの地域資源を生かした観光施策に資するもの)A交流促進(産業・交流・レクリエーションなどの場として適切な土地利用を図ることにより市内外の交流促進に資するもの)B地域連携(施設開放やイベントの実施など地域コミュニティ活動に資するもの)に該当する場合は、評価時に優遇する。
 旧高滝小学校(養老1012−1)は、市原鶴舞ICから約4km、小湊鉄道高滝駅から約0・7kmの高滝ダム湖畔に位置。高滝湖では釣りやボート遊びができるほか、付近には2013年にリニューアルオープンした市原湖畔美術館、高滝ダム記念館や野外音楽堂のある高滝湖畔公園、歴史のある高滝神社といった観光スポットが多数ある。
 対象となる物件の概要は、敷地面積が1万3147u(公簿面積合計)、都市計画区域区分は都市計画区域外。土地は有償貸し付けの場合は賃貸借契約(建物譲渡の場合は事業用定期借地権を設定)、無償貸し付けの場合は使用貸借契約。建物は無償貸し付けの場合は使用貸借契約、無償譲渡の場合は無償譲渡契約。土地の貸し付け料(有償貸し付けの場合)は事業者の提案を基に定める。また、学校内の物品は事業者が自由に使用できる。
 利活用の条件は、貸し付け等開始日から2年以内に事業計画に基づいて事業を開始すること。建物を貸し付ける場合は、耐震性が不足する建物は耐震対策を施さない限り原則使用を禁止し、契約期間は10年以上20年以内で事業者の提案を基に定める。建物を無償譲渡する場合は、既存建物の撤去、新築、増築、改築、改修による利活用も事業者の負担で可とし、契約期間は10年以上30年以内で事業者の提案を基に定める。
 主な建物は管理教室棟RC造2階建て、延べ781・28u。教室棟RC造2階建て、延べ877・26u。特別教室棟RC造2階建て、延べ367・70u。屋内運動場RC造2階建て、延べ655・83u。ほかに倉庫、プール便所・更衣室、動物小屋など。教室棟と屋内運動場は耐震性が基準以下となっている。k_times_comをフォローしましょう
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