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北陸工業新聞社
2019/10/08

【石川】難工事区間の開通祝う/広域農道能登外浦4期椎木〜飯川谷区間/知事「全線開通へ最大限努力」 

 石川県による広域農道能登外浦4期地区椎木〜飯川谷区間1・4キロの開通式が7日、輪島市門前町椎木地内で開かれ、谷本正憲知事ら関係者が椎木北浦トンネルを中心とした難工事区間の供用を祝った。
 開通式には、谷本知事や県議会の環境農林建設委員、梶文秋輪島市長など沿線市町の首長・幹部、地元住民、工事関係者らが出席。谷本知事はあいさつで「計画区間は起伏が激しく険しい地形のため、これまでは迂回することを余儀なくされたが、今回、農道トンネルとして県内最長となる1・1キロの椎木北浦トンネルを含めた椎木〜飯川谷間1・4キロが開通することにより、住民の利便性や安全安心が大きく向上する。加えて地域の一体化、農産物の流通効率化が図られ、販路拡大につながるほか、農業法人の参入による農業振興にも寄与するものと期待している。県としては残る千代〜椎木間の一日も早い開通へ最大限の努力していく」と決意表明。地元選出の宮下正博県議会環境農林建設委員(議長代理)や梶市長はあいさつで早期の全線開通を谷本知事へ働き掛けていた。
 テープカット、くす玉開披に続いて、石田忠夫県議会環境農林建設委員の発声による万歳三唱が行われ、参加者は開通の喜びを分かち合った。
 同広域農道は能登半島の宝達志水町〜輪島市門前町までを南北に縦断する総延長61・1キロ。このうち9割を超える約57キロが開通済みで、未供用区間は輪島市門前町千代〜椎木間2・8キロとなる。

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