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建通新聞社(東京)
2019/10/09

【東京】都 晴海2丁目BRTターミナル、基本設計開始

 東京都都市整備局は、2022年の本格運用開始を視野に中央区晴海2丁目にBRT(バス高速輸送システム)のターミナル施設を整備する。車両基地やターミナル、事務所などを配置し、BRTの拠点施設として活用する。これに先立ち基本設計業務の委託先を決めるため希望制指名競争入札手続きを開始した。10月11日まで希望申請を受け付け、11月11日に開札して設計者を決め、大まかな施設配置や施工スケジュールを年度内に固める。
 建設地は中央区晴海2ノ106の都有地約1・3f。2020年のオリンピック・パラリン競技大会の開催に備え、車両基地(大会関係者専用の駐車場)と、BRTのプレ運行に伴う暫定ターミナル施設を整備している。大会終了後、暫定施設を廃止し、BRTのターミナル施設を新築し、車両基地や事務所、店舗などを配置することを想定している。
 20年3月16日を納期とする基本設計業務の中で、新築する施設の配置や構造・規模、工程計画などを検討し、概算工事費を算出。21年度の実施設計につなげる。
 都心と臨海部を結ぶBRTについては、20年度に虎ノ門〜新橋駅〜勝どき〜晴海2丁目を結ぶルートでプレ運行を開始。20年大会後にりんかい線東京テレポート駅までルートを延伸するとともに、虎ノ門〜豊洲駅〜市場前と、新橋駅〜勝どきの運行を始める。その後、環状第2号線の全線開通や選手村跡を活用したまちびらきに合わせ、新橋駅〜晴海五丁目のルートも開設し、22年度にも本格運用する。

提供:建通新聞社