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建設新聞社
2019/10/09

【東北・岩手】陸前高田市の約23haにワタミオーガニックランドを建設

 ワタミ(東京都大田区 渡邉美樹代表取締役会長兼グループCEO)は、岩手県陸前高田市に日本初のオーガニックテーマパーク「ワタミオーガニックランド」を建設すると発表した。開業は2021年3月11日を予定。ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを活用した循環型6次産業モデルを具現化する施設と位置付けるとともに、東日本大震災で大きな影響を受けた同市の地方創生に貢献する。
 ワタミオーガニックランドは、有機・循環型社会をテーマにしたオーガニックテーマパークで、同市気仙町地内の東京ドーム5個分に当たる約23fに整備。市と連携するとともに、段階的に設備を拡充する計画だ。
 施設内には、農場、牧場、養鶏、工房、ショップ、レストラン、エネルギー(発電)施設、宿泊施設などを設け、ワタミグループが有機農業で培ってきたノウハウを活用するとともに、農業テーマパーク事業という新規事業に取り組む。年間来場者数は約35万人を見込んでいる。
 体験型の農業テーマパークとして畑作や畜産が体験できるとともに、農作物の生産から加工品、販売までを手掛けることで、ワタミグループが推進する6次産業モデルの拠点として、さらに農産加工品を世界に発信。陸前高田市への注目を高め、活性化につなげる。
 開業は震災から10年後に当たる2021年3月11日を予定する。
 運営に当たってはワタミの100l子会社で企画運営会社となるワタミオーガニックランドを設立する。

 提供:建設新聞社