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日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/09/10

【埼玉】大宮駅東口再開発現場で合同パトロール実施

 埼玉労働局(木塚欽也局長)と建設業労働災害防止協会埼玉県支部(島村健支部長)は合同で5日、県下一斉パトロールを実施し、大宮駅東口の再開発現場を訪れた。一行は施工者らの説明を受けながら、安全管理の取り組みを見学した。当日は県全域の工事現場を対象に、各監督署と各分会が約80カ所を一斉に視察した。
 木塚局長と島村支部長ら幹部は、大宮駅東口大門町二丁目中地区市街地再開発組合が発注し、鹿島・松永建設特定業務代行共同企業体が施工中の「大宮駅東口大門町二丁目中地区市街地再開発JV工事」現場を視察した。2017年7月に着工し、21年10月末の竣工を目指している。
 パトロール参加者は現場事務所で工事概要の説明を受けた後、再開発ビルの工事現場に向かった。一行は朝礼に参加した後、仮設階段で屋上まで移動。作業状況の説明を受けながら階段を下り、トラックの待機場などを見学しつつ現場を一周し、地下部分の掘削現場を見学した。地上に戻り、のぞき窓などの工夫を凝らした仮囲いに関する説明を受け、現場事務所に戻った。
 視察後、島村支部長は「安全行動推進運動を県内全域で実施しており、9月は強調月間。その一環として県下一斉パトロールを実施している。各監督署の協力もいただきながら、運動の周知徹底を図っているところ。会員一丸となって、労働災害防止に努めていきたい」と語った。