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日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/09/19

【埼玉】建災防県支部が第46回大会開催 

 建設業労働災害防止協会埼玉県支部(島村健支部長)は17日、第46回埼玉県建設業労働災害防止大会『安全行動推進運動埼玉の集い』を埼玉会館で開催した。支部員など約600人の参加者が詰め掛ける中、木塚欽也埼玉労働局長など来賓多数を招き、墜落・転落災害の撲滅、リスクアセスメントの確実な実行などを要請。労働災害の撲滅を誓い合った。また、こころ元気研究所の鎌田敏所長を招き記念講演を実施。建設業界の安全衛生活動を呼び掛けた。
 島村支部長は「本年に入っても死亡災害などの減少傾向は見られず極めて憂慮すべき状況。県内建設業者が一丸となり具体的な防止対策に取り組んでいかねばなりません。本年は建設業労働災害防止5カ年計画の2年目を迎えます。死亡災害などの減少目標の達成に向けて積極的に事業を展開していきます。支部では安全行動推進運動・埼玉を本年度も引き続き実施していきます」と述べ参加者の積極的な事業推進を求めた。
 木塚局長は「県内の労働災害ですが死亡災害は29人。うち9人が残念ながら建設業で、全業種の半数近くが建設業という状況です。主な原因に、屋根のスレートを踏み外し転落する、といったものが挙げられます。いずれも作業前にしっかりとしたリスクアセスメントが行われていれば未然に防げたものがほとんどです。それぞれが役割を明確にしてリスクアセスメントに取り組むことが重要」と述べ、安心して働くことのできる安全で快適な職場環境づくりを望んだ。
 このほか来賓には、中村一之県土整備部長の代理で新井哲也建設管理課長、古賀康弘県警察本部交通部長、伊田登喜三郎埼玉県建設業協会長、錢高一善建設業労働災害防止協会長の代理で小松原正俊総務部長が招かれ、それぞれが災害ゼロに向けた安全管理の強化による改善を望みつつ祝辞を述べた。
 大会ではまず安全衛生功労として事業場賞9社、個人賞9人、職長賞7人を表彰。受賞者を代表してスミダ工業鰍フ植竹克則氏が謝辞を述べ、その後は阿久津孝委員の掛け声の下、参加者全員で安全の誓いを行った。
 休憩の後は第2部に移り、『フルハーネス型安全帯ここがポイント』と題した映像が上映された。フルハーネス型安全帯の義務化など、政令改正の内容をポイントごとに分かりやすく示した後、特別教育の対象となる作業例などを分かりやすく解説した。
 第3部では、こころ元気研究所の鎌田敏所長が『安全安心な現場・職場づくり〜ゼロ災へ向けて安全意識と行動、組織活性化〜』と題して記念講演。脳トレやジャンケン、コミュニケーションを取り入れながら、会場が一体となって安全意識の行動の大切さを共有した。
 安全衛生表彰受賞者は次のとおり。(敬称略)
 【事業場賞】
 ▽和光建設梶、島田建設工業梶、株ム沼工務店▽鞄決沂サ業▽飯島電器工事梶、鞄c口土木▽吉沢建設梶、褐I本建設工業▽鞄新テクノ
【個人賞】
 ▽植竹克則(スミダ工業梶j▽太田光泰(椛コ石組)▽古謝直(且R崎工務店)▽飯田昌伸(渇ェ部工務店)▽千村仁一郎(伊田テクノス梶j▽飯塚豊(株ム塚建設)▽山口和彦(山口建設工業梶j▽渡辺真吾(鞄n辺工務店)▽齋藤收(潟Tンセイ)
 【職長賞】
 ▽坂本光晴(挙y井工務店)▽松浦利夫(且sヶ谷組)▽三浦悟(鞄潔h)▽橋本幹男(葛エ本電工)▽宮内弥之(轄P樹園新潟)▽篠田千明(拒蜿齠S工所)▽平栗和也(葛{内組)