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西日本建設新聞社
2019/10/18

【熊本】白川水系整備計画の変更原案を公表 堰や橋の改築など盛る

 国土交通省熊本河川国道事務所と熊本県は11日、白川水系河川整備計画の変更原案を公表した。更なる治水安全度の向上を目指し、概ね30年間の整備目標と具体的な整備内容などを見直すもので、国・県管理区間で実施する河道掘削や橋梁改築、取水堰改築など新たなハード対策などが盛り込まれた。今後、10月23日の熊本市中央公民館を皮切りに計7カ所で住民説明会を開くとともに、HP上等で11月19日まで意見を聴取。12月にも変更計画を策定する。
 2002年7月策定の現行計画の目標(1980年・90年洪水に相当)とする治水安全度が概ね達成される見込みの一方、近年の記録的な大雨による水害や今後予測される降水量の増大などを鑑み、次のステップに移行する。
 変更原案では、河川整備基本方針に定める長期的な目標(53年洪水に相当)を見据え、今後30年間で実施する整備目標を設定。基準となる代継橋地点で洪水ピーク流量を2700立方b/s(現行2300立方b/s)、河道配分量を2400立方b/s(現行2000立方b/s)に定めた。
 計画の推進にあたっては、昨今の異常気象による水害の頻発・激甚化や川に対するニーズの多様化に対応し、治水対策と併せて、沿川住民や水際の動植物にとって安全で心地よい区間の創出などをハード・ソフトの両輪で展開する。
 主なハード対策は、沖新地区で高潮対策の築堤、小島橋下流の築堤(嵩上げ・拡幅)、子飼橋上流の築堤(拡幅)、井樋山堰〜泰平橋および渡鹿堰上流の河道掘削のほか、井樋山堰、十八口堰、三本松堰、渡鹿堰、薄場橋、JR白川橋梁(上・下)の改築等を計画。
 県管理区間では、小磧橋〜迫玉岡堰付近の河道掘削等、小磧橋、三協橋、武蔵橋、弓削橋、馬場楠堰、津久礼堰、迫玉岡堰の改築、また黒川で河道掘削等や遊水地整備を盛り込んだ。
 施設能力を上回る洪水等を想定した対応として、越水等が発生した場合に決壊までの時間を少しでも引き延ばすよう堤防構造を工夫する対策、輪中堤や道路嵩上げ等、河川防災ステーション等の水防拠点の整備などを必要に応じて実施するとしている。
 変更原案、住民説明会、意見募集等の詳細は熊本河川国道事務所と県のHPに掲載している。

提供:西日本建設新聞社
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