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建通新聞社(中部)
2019/10/21

【愛知】東郷スマートIC 本体・周辺道路整備準備

 日進市が9月20日に連結許可を受けた東郷スマートインターチェンジ(スマートIC)。実施計画案によると、スマートIC部は2024年度の工事着手を計画しており、今後はスマートインターチェンジ部の設計や用地取得の他、周辺道路の拡幅に向けた用地取得の準備などが進められる見込みだ。
 今回の整備では、▽スマートIC(整備主体は中日本高速道路と日進市)▽県道米野木莇生線の都市計画幅員による整備(整備主体は愛知県)▽市道南山黒笹線など関連市道整備(整備主体は日進市)―を実施する計画。
 東郷パーキングエリア(PA)に接続するスマートICは、上り・下りの合計で延長700b。東郷PA下りには、米野木莇生線と南山研究開発線から、東郷PA上りには、南山黒笹線からそれぞれ接続する。
 日進市が整備する南山黒笹線など関連市道は、南山黒笹線(延長約500b)の他、南山研究開発線、側道など。南山黒笹線の現道は、全体幅員9b(車道幅員5・5bでセンターラインなし、歩道両側3・5b)。同線は、2車線両側歩道とする方針で、本年度に詳細設計をまとめる計画。同線が東郷PA東側で東名高速道路をアンダーパスするボックス区間は幅員が8bあり、ボックス区間と同じレベルの車道幅員を確保するとみられる。南山研究開発線は完成幅員を確保しているが、現在の丁字路交差点から十字交差点に改良することから交差点改良の影響範囲の道路詳細を決める。
 愛知県が整備する米野木莇生線は、スマートIC整備区間の影響範囲区間の延長700bを対象に、都市計画完成幅員に拡幅する。現道は2車線と路側帯で構成し、幅員は7・4b。完成幅員は16b(2車線)となる。19〜20年度に調査・設計を行い、20年度から用地取得に着手する計画。工事は21年度に開始して24年度の完成を目指している。
 スマートIC部は、料金所から高速道路側は中日本高速道路会社が整備し、料金所から一般道側は日進市が整備する予定。詳細は今後の設計・協議を踏まえて決まる見込みだ。

提供:建通新聞社