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滋賀産業新聞
2019/10/23

【滋賀】草津市 馬場山寺のほ場整備

 草津市は、馬場山寺地域の未整備田において生産性の向上と経営規模拡大等の体質強化、地域農業の振興と優良農地の確保・保全を図る「馬場山寺基盤整備(ほ場整備)事業」について、22年度の事業採択、同年度からの県営事業として事業着手する当初目標通り市が行う支援業務に19年度から着手、20年度に基本設計をまとめる見通し。
 対象となるのは馬場町、山寺町地先の地権者約150名が所有する71・3f規模の未整備の不整形田地。農地の大区画化と道路・水路整備を実施し効率的な営農を可能とし、また換地の手法により工事後の新しい所有者を決めなおすことで、将来の農業生産を担う経営体(担い手)への農地の集積を推進する。かねてより要望のあった同地について、近畿農政局の採択を受け県営事業として基盤整備を開始するまでを市が支援する。
 19年度当初予算に事業費を措置し、設計や区画、道路や排水計画等基本設計の前半をキタイ設計(草津事務所)、おおむね半分の区域外周測量業務を大田測量設計(草津市)にそれぞれ委託、20年2月末までかけまとめる。20年度も予算を措置し図面に対する協議や工事費の精査、採択に向けた準備等、基本設計の後半となる部分と残りの区域外周測量業務を発注する計画。
 21年度は採択申請書策定支援、経営体育成方針作成支援など土地改良区設立に向けて滋賀県土地改良事業団体連合会(東近江市)への業務委託などを視野に入れている。順調にいけば22年度近畿農政局の採択を受け県営事業として基盤整備事業を開始、県による詳細設計ののち23年度から現場着手、完了まで5ヵ年前後―を目指す。

提供:滋賀産業新聞