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建設経済新聞社
2019/10/25

【京都】新庁舎等建設の基本実施設計 S造3F、延3350u他 公募プロポで参加を受付

 新庁舎の移転新築を計画する井手町は、基本計画を取りまとめ、基本・実施設計に着手する。
 新庁舎等基本・実施設計について、公募型プロポーザルで委託業者の募集を開始した。
 基本設計は、新庁舎及び併設を計画の施設(山吹ふれあいセンター及び「道の駅」的休憩施設)について行い、実施設計は、新庁舎のみについて行う。基本設計については、山吹ふれあいセンター及び「道の駅」的休憩施設と連携して、まちの賑わいを創出し、地域資源と調和した愛着の持てる庁舎をイメージしている。業務期間は3年9月末までで、上限委託料は1億0360万円(税抜)。
 基本構想・基本計画によると、建設候補地とする都計道路城陽井手木津川線と府道和束井手線の交差部4ヵ所について、災害時の安全性やJR玉水駅からのアクセス、都市計画マスタープランなど上位計画との整合性に加え、建設面積の確保、土砂災害警戒区域でないことから交差部の南西側を候補地に選定した。
 新庁舎には、都計道路城陽井手木津川線のルートに一部隣接することから、図書館が入る山吹ふれあいセンターが移転。また道路ネットワークの活用とまちづくり支援のため、アンテナショップとなる道の駅的施設も建設しまちづくりセンター椿坂と連携を図る。
 建設予定地は、新庁舎本体が1220u、駐車場及び駐輪場と車庫等3750u、防災広場600uや緑地に必要な面積15%などを確保し合わせて8700u。山吹ふれあいセンター2300u、道の駅的施設2400uを配置し、合計1万3500uを確保する。
 新庁舎の施設概要は、S造3階建、延3350u(建築面積1220u)を計画。
 動線及びゾーニングは、車両入口と車両動線が歩行者動線を遮らないように配置。府道和束井手線及び新国道バイパスの交差点の混雑回避のため、出入口は交差点から離した位置に配置する計画。新庁舎は、既存市街地からの徒歩による利用者に考慮して、できるだけ西側に寄せた配置とし、「交流・協働機能、憩いの場の整備」ゾーンと山吹ふれあいセンターを隣接する計画。道の駅的施設は、トイレ、休憩スペース、情報発信施設の導入を検討、山吹ふれあいセンターとの一体的活用のため、両者を近い位置に配置する。
 事業手法については、建設事業の緊急性や事業過程における住民参加を重視するため、新庁舎等建設の事業手法は、個別発注方式を採用する方針。
 同建設事業は洪水浸水想定区域内の庁舎移転に活用できる国の財政支援制度を利用する(29年度から32年(令和2年)までの事業を対象に22・5%を補助)。
 整備スケジュールは、令和2年度中旬を目標に新庁舎と周辺整備に係る基本設計を行う。新国道バイパス事業との調整から、新庁舎の建築については令和2年度中に実施設計に着手する予定。山吹ふれあいセンターについては令和3年度初旬より実施設計に着手し、令和4年度に建築工事を行い、新庁舎と同時期の令和4年度中の完成を目標とする。道の駅的休憩施設については、令和4年度より実施設計を行い、令和5年度から着工の予定。
 プロポーザルの概要は次の通り。
▽参加表明受付=10月31日〜11月1日
▽技術提案通知=11月6日
▽提案書提出=12月20日
▽ヒアリング=12月27日
▽特定通知=2年1月7日
▽見積提出=2年1月上旬▽契約締結=2年1月中旬
▽問い合わせ=井手町総務課=рO774−82−6161