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滋賀産業新聞
2019/10/28

【滋賀】米原市 米原駅東口周辺のまちづくりプロジェクト

 米原市と民間企業で構成する一般社団法人・米原駅東口まちづくり協議会(米原市下多良3丁目3番地/米原庁舎内2階)はこのほど、今年度から進めてきた「米原駅東口周辺まちづくりプロジェクト」の基本設計を取りまとめた。
 今後は、基本計画(担当・芦澤竜一建築事務所/滋賀県立大学)に沿ってまとめた今回の基本設計(担当・UDS梶{芦澤竜一建築事務所/滋賀県立大学)をもとに、2021年度内の完成を目指し施設整備に向けた資本調達等の業務を進め、実施設計業務を開始する方針。
 事業スケジュールについては未確定ながら、2020年度にかけて実施設計に取り組み、22年3月のオープン(開業)を目標に、20年度下期から21年度にかけて建設工事が進められていく見込み。なお、実施設計と工事施工の一括発注も含め今後、整備手法等についても検討されていく模様。
 基本設計によると、米原駅東口の統合庁舎建設予定地の南側に広がる旧国鉄操車場の跡地約2・7fを事業用地に、地産地消を楽しみ、新しい商いが生まれる三方よしの「PORT・MARCHE」と、琵琶湖の恵みを感じビワイチの楽しみを深める「BIWAICHI・HOTEL」、スポーツや遊びをPLAYしながら教養を育む「PLAY・PORT」、地域のエネルギーを内製化しAI・ICTを活用する農学の「ENERGY・PORT」の4つをゾーニング。フィンランド語で「PORT」を意味する『PORTTI(ポルティ)』とネーミング(案)する複合施設を、米原駅東口に整備する計画。
 「PORT・MARCHE」には、地産地消を推進するマーケットやアンテナショップ、自転車を楽しむトラベラーズポート、滋賀の地酒バー・カウンターオンリーの密着酒場などを。
 「BIWAICHI・HOTEL」には、滋賀のいいものを編集・発信するショップ&ギャラリーやフレキシブに展示・催事ができる展示スペース、滋賀の食文化を味わうレストラン、地域の人々と観光客の交流を促す温浴施設などを。
 また「PLAY・PORT」には、植物が共存する新しい感性を刺激する屋内遊び場で滋賀の自然を学ぶネットスタジアムやダーツ&ブックカフェ、保育園と連動し卒園後も一貫した教育プログラムを導入する学童保育施設、プロフェッショナルなトレーニングや高齢者向けトレーニングなど様々なプログラムを運営するスポーツエリアなどを配置。
 これまでとこれからをつなぐ「滋賀の湊町(みなとまち)」をコンセプトに、若者の流出ダウンや交流人口のアップ、子育てしやすさのアップやエネルギー内製化など、米原市が直面する課題へアプローチしていくために、歴史・自然・教養・エネルギーの結節点(PORT)づくりを目指す。

提供:滋賀産業新聞