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鹿児島建設新聞
2019/10/18

【鹿児島】県内大型橋梁計画/阿久根川内道路で下部工

 県内の大型橋梁計画は、高規格幹線道路等を整備する直轄で目白押し。阿久根川内道路では道路改良に続き、大橋川橋の下部工に着手する。また、鹿児島港臨港道路「鴨池中央港区線」では、他事業のケーソンを運び出す作業船の航行を勘案して事業期間を4年延伸し、2022年度から橋梁部分に着手する。
 鹿児島国道事務所が整備する南九州西回り自動車道のうち、阿久根川内道路では阿久根から西目間に4橋、西目から大川間に4橋、大川から湯田西方間には11橋の計画がそれぞれある。湯田西方から薩摩川内水引間には3橋とトンネル2本が計画されている。19年度は、起点側で阿久根地区の改良のほか、大橋川橋(140m)下部工や堀川橋(60m)の詳細設計を委託する。
 芦北出水道路では前田川橋で上部工の架設が進み、19年度に六月田橋の下部工6基を2件に分けて、美原橋では下部工1基の発注を計画している。
 鹿児島港湾空港整備事務所が担当する鴨池中央港区線は、橋梁部分の延長が約1100mで、上部工は3径間PC橋2基と6径間鋼橋1基の計3基を設置。下部工は橋台2基、橋脚11基で構成している。
 橋梁下部工に着手する予定だったが、19年度から谷山二区で海上保安庁の巡視船を係留する施設整備が始まり、マリンポートかごしまを含む2事業のケーソン製作を旧南港区で行う、そのため、全ての事業への影響を総合的に判断して、橋梁部の施工時期を他事業が完成する22年度より行い、26年度完成を目指すことになった。
 国道10号では、鹿児島北バイパスに祇園之洲橋と花倉橋、白浜拡幅では脇元高架橋(約200m)を設置する。
 東九州自動車道を施行する大隅河川国道事務所では、国道220号日南・志布志道路(志布志区間)で、中尾橋(170m)と前川橋(230m)、跨道橋を予定している。
 西日本高速道路(NEXCО西日本)が担当する隼人道路4車線化は19年度、野久美田トンネルや橋梁を含む約5.2kmの発注を見込む。

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