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建通新聞社(岡山)
2019/10/25

【岡山】倉敷市 倉敷市児島モーターボート競走場施設整備基本構想等業務の優先交渉権者にパシフィックコンサルタンツを特定

 倉敷市は18日、公募型プロポーザルで募集していた「倉敷市児島モーターボート競走場施設整備基本構想等業務」の優先交渉権者にパシフィックコンサルタンツ(岡山市北区)を特定した。10月中に契約を締結し、2020年3月末までに構想をまとめる。
 今回の基本構想では、老朽化しているスタンド棟をコンパクト化するため、配置する機能を選定し具体的な改修・改築計画を検討。事業方式は、DB(デザイン・ビルド)方式の導入可能性を調査する。スタンド棟は早期に事業を推進するため、現実的で実効性の高い詳細な計画が求められる。
 また、スタンド棟以外の遊休エリアなどについては、施設のゾーンニング計画を立案し、市民の憩いの場としての機能も担えるように駐車場を含め、有効活用方法をまとめる。事業方式はDBO方式やPFI手法などの導入可能性を調査する。
 倉敷市児島モーターボート競走場は、元浜町地内の敷地10万8601平方bに所在。スタンド棟は鉄筋コンクリート造6階建て(一部、地階塔屋有り)延べ約4万8103平方b。収容人数は約2万5000人。
 ボートレース業界は投票の電子化が進み全体のファン数は増加傾向だが、ボートレース本場への来場者は減少傾向。ボートレース児島も平均来場者数は10年前の4割程度に減少し、施設規模の過大が問題となっていた。

「提供:建通新聞社」