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滋賀産業新聞
2019/10/29

【滋賀】国道307号改良促進協 三府県合同会議を開催

 滋賀県彦根市から大阪府枚方市までの国道307号(延長104・3q)の沿線12市町の市町長及び議長で組織する「国道307号改良促進協議会」(会長=西谷信夫・宇治田原町長)は去る21日、彦根市のマリアージュ彦根で令和元年度三府県合同会議を開催するとともに彦根市から枚方市までの市町整備要望箇所の現地踏査を行なった。
 西谷会長、小椋正清副会長(東近江市長)、大久保貴副会長(彦根市長)、岩永裕貴監事(甲賀市長)ら市町トップの多数が参加。近畿地方整備局滋賀国道事務所の森本和寛所長、滋賀・京都・大阪3府県の各土木事務所の所長らが来賓出席し、事業の進捗状況を説明した。
 現在、協議会が整備を要望している箇所は、彦根市の国道8号古沢町から名神高速道路彦根インターまでのバイパス整備(都市計画道路原松原線)、甲賀市の新名神信楽インターへのアクセス道路(信楽道路)と長野バイパスの整備促進など、大阪・京都・滋賀の3府県12ヵ所。
 協議会は、国道307号を「国道1号・8号、また名神・新名神高速道路や第2京阪道路などを補完し、京奈和自動車道ともアクセスする地域産業の発展を支える広域幹線道路であり、災害時の緊急輸送道路にも指定されている」とその重要性を訴えるとともに、「加えて地域の生活に密着した国道であるが故に年々交通量は増加、地域住民の安全を脅かす事態となっている」と危機感を訴え。「鋭意改良整備を進めていただいているものの、まだまだ未整備区間が多く残っており、更なるスピードアップは沿線住民の悲願である」として要望活動を展開している。
 来賓出席の森本滋賀国道事務所長、各府県土木事務所長らも当該路線の役割の重さを認共通識として、会議で取組状況を詳しく説明した上で、現地踏査にも参加した。

 現地踏査を行なった整備要望箇所は、次の通り。

 【湖東土木事務所管内】
▽彦根市における国道8号古沢町から名神彦根インターまでのバイパス整備(都市計画道路原松原線)
▽多賀町多賀から敏満寺までの急勾配区間の改良
▽甲良町金屋から池寺までの自転車歩行者道整備
▽甲良町池寺から愛荘町上蚊野までの自転車歩行者道整備

 【東近江土木事務所管内】
▽東近江市平柳町から池之尻町までのバイパス整備
▽日野町北脇から日田までの道路改良(4車線化)
▽日野町日田から甲賀市水口町中畑までの自転車歩行者道整備

 【甲賀土木事務所管内】
▽日野町別所から甲賀市水口町松尾までの自転車歩行者道整備
▽甲賀市信楽町における新名神信楽インターへのアクセス道路(信楽道路)と長野バイパス

 【山城北土木事務所】
▽宇治田原町奥山田から湯屋谷まで及び岩山から郷之口までの道路改良
▽新名神(仮称)宇治田原インターへのアクセス道路となる宇治田原町郷之口から城陽市中までの道路改良

 【枚方土木事務所管内】
▽京奈和自動車道田辺西インターから枚方市国道1号までの道路改良

提供:滋賀産業新聞