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鹿児島建設新聞
2019/10/17

【鹿児島】霧島市医療センター基本設計プロポ/最優秀に久米設計、概算事業費は133億

 霧島市は、公募型プロポーザルで行った医師会医療センター改築の基本設計業務で久米設計(東京都)を最優秀提案者に特定した。参加表明および企画提案があった9者の中から、5者を選定して2次審査を行い、プレゼンテーションの末に決定。10月中にも契約を結ぶ構えで、2020年9月30日までの期限で推進する。
 事業における見積限度額は、6977万800円(20年度までの債務負担行為)。プロポでは、09年4月以降に国や都道府県、市町村等が設置する公的病院において病床数200以上、延べ床面積1万5000u以上の同種実績などを条件に公募。8月29日には書類による1次審査で9者中5者を特定していた。参加企業は非公表だが、関係者によるといずれも単体企業での応募としている。
 2次審査の技術提案に求めた内容は@急性期、地域医療支援、災害拠点としての機能・役割を考慮し、働きやすさや利便・可変性等を備えた施設づくりA現病院を使用しながら、新病院を建設するための動線・仮設計画やスケジュール等の全体的な設計−など。また、審査では最優秀者の久米設計に次いで、優秀者には昭和設計(大阪府)を選んでいる。
 新施設は、現センター(隼人町松永3320)の敷地西側の空き地に整備。築30年以上が経過した病棟の老朽化や狭あい化に伴い、建て替えるもので、病床数は現有の254床を確保し、延べ床面積は約2万2860u(1床当たり約90u)になる見込みだ。
 基本計画の策定はアイテック(東京都)が担当。既設解体なども含め、概算事業費は133億3000万円を算出している。

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