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建通新聞社(神奈川)
2019/11/01

【神奈川】川崎病院エネルギーサービスで優先交渉権者

 川崎市病院局は、川崎病院のエネルギーサービス事業者を選定する公募型プロポーザルで、優先交渉権者として東京ガスエンジニアリングソリューションズ(代表企業)と東京ガスのグループを特定した。また、次点者には日本ファシリティ・ソリューションを選んだ。同エネルギーサービス事業は、電力・冷温熱・蒸気供給機能、浄水・医療用ガスの供給機能を担う設備を病院敷地内に新設し、15年間にわたりES設備などを運営管理してもらう。
 契約方式はBT方式とBTO方式を複合したエネルギーサービス契約。ES設備がBTO方式、エネルギー棟、給水ポンプ棟、給水ポンプ設備・医療用ガス設備がBT方式になる。
 エネルギーサービスの対象は、@エネルギー棟と給水ポンプ棟の建設Aエネルギー設備と給水ポンプ設備の整備B運転監視Cメンテナンス(点検・修繕)。企業債を財源に完成時に買い取る仕組みとし、償還期限は建物が30年、設備が15年。運転監視とメンテナンスについては15年間にわたりエネルギーサービス料を支払う。
 建物の建設は、エネルギーサービス事業者が持つ独自の技術などが必要とされる局面は限られるため、市内企業(工事Aランク)による施工を、公募型プロポーザルの参加要件とした。具体的には、建築工事は「一般建築」、電気設備は「電気」、ES設備は「空気調和設備」、給水ポンプ設備は「給排水衛生設備(指定)」、医療用ガス設備は「空気調和設備」に登録されていることとし、それぞれ等級区分が「A」であることを求めた。

提供:建通新聞社