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日刊建設工業新聞
2019/11/15

【鳥取】台風19号関連/県11月補正に対策費6億円を計上

 先月の台風19号を踏まえて、県は「11月補正」に要求する6億円あまりの対策予算をまとめた。河川の氾濫を事前に防止する河道掘削の前倒しや、災害復旧費などの防災事業を盛り込んでおり、補正案は28日開会予定の11月定例会に提出する。
 台風19号では東日本など各地で大規模な水害が発生しており、県内河川の樹木伐採や掘削を前倒して着手する。ゼロ県債(債務負担行為)を活用し、樹木伐採は河内川(鳥取市鹿野町鹿野)など11カ所に8000万円、河道掘削は洗川(琴浦町丸尾)など14カ所に1億5400万円を計上。次期出水期までに対策を仕上げる。
 また、洪水予報河川の由良川は、支川を含め危険情報を発信できるよう流水量観測に500万円を補正。河川情報基盤整備は、水位計を有富川など5カ所(650万円)、量水標は私都川など12カ所(1200万円)増設する。
 災害復旧では鳥取港の「千代航路」浚渫に2億5000万円、鳥取鹿野倉吉線(三朝町三徳)の法面崩落は本復旧に向けて6000万円を補正。そのほか、林道施設災害は鳥取市の安蔵線など2200万円、耕地災害は法面崩壊(岩美町など)など2400万円を手当てする。

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