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建設経済新聞社
2019/11/19

【京都】JR西大路駅バリアフリー化関連 EV棟・通路など来春着手

 JR西大路駅のバリアフリー化事業に伴い、京都市は、エレベーター棟と上家を設けた歩行者用通路などを整備する。
 地上駅の西大路駅(京都市南区唐橋西平垣町)は、京都市域では京都駅、山科駅に次いで利用者が多く、1日平均乗降客数(平成29年)は約3万2300人。乗客は南側の改札口から連絡通路を通って階段を上がり大阪方面、京都方面の各ホームに行く構造。
 西大路駅を巡っては、平成29年3月に西大路地区バリアフリー化基本構想を策定した。バリアフリー化では、西日本旅客鉄道梶iJR西日本)が現駅舎の北側に駅舎を新設し、京都方面ホーム、大阪方面ホームに北側からアクセスできるようにする。新設する北側駅舎には男女別トイレ及び多機能トイレの新設、エレベーターの新設(3基)、幅広改札口の新設を行うとともに、ホーム上には屋根を新設する。転落防止対策として内方線付き点状ブロックを設置する。
 京都市は、新設される北側駅舎の駅前整備として階段の新設、エレベーターの新設(2基)、西大路通を跨ぐ北側アクセス通路の整備を行う。
 京都市が担当するエレベーター棟と上家を設けた歩行者用通路については、工事着手に向け諸手続きが進められており、令和2年4月の工事着手、令和3年3月の完成を予定する。
 規模は、エレベーター1(東側)がS造2階建、延38・63u(高さ9・68m)、エレベーター2(西側)はS造2階建、延31・14u(高さ9・05m)、歩行者用通路の上家1(東側)はS造平屋建、建築面積8・68u(高さ3・16m)、上家2(西側)はS造平屋建、建築面積46・52u(高さ3・50m)。
 エレベーター新設等の設計はジェイアール西日本コンサルタンツ(大阪市淀川区)。
 なお京都市は、西大路駅北側アクセス通路新設に伴う埋文調査を10月にジェイアール西日本コンサルタンツ(大阪市淀川区)で実施。