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建通新聞社(岡山)
2019/11/15

【岡山】岡山市 山南学区に設立する義務教育学校「山南学園」施設整備の設計を12月初旬に委託

 岡山市は、山南学区に設立する義務教育学校「山南学園」施設整備の設計を12月初旬に委託する予定。9月補正予算に事業費(地質調査と建築設計委託費)6960万円を計上している。設計完了後、準備が整い次第2020年度に工事を発注する。20〜21年度で整備を進め、22年4月の開校を目指す。
 同学区には山南中と太伯、大宮、幸島、朝日の4小学校があるが、児童・生徒数が著しく減少していることから全校を統合し、小中一貫教育を実施する学校を東区北幸田509ノ1の山南中学校敷地内に設置する。
 計画では、金工木工室、武道場など一部の施設を解体して、グラウンドと現中学校校舎の間のスペースに小学校用の校舎を増築する予定。増築棟の規模は鉄骨造4階建て延べ5065平方b。所要室は普通教室12室、特別教室2室、職員室、図書室、校長室、保健室、武道場、サブアリーナ、ランチルーム、給食室、玄関、昇降口、便所、廊下、階段他。渡り廊下(鉄骨造3階建て延べ380平方b)、児童クラブ (同造平屋330平方b)も新築する。
 また、生徒数が減少し、空き教室がある中学校の既存校舎棟、体育館のトイレ洋式化などの改修や再編を行う。
 統合後の4小学校の跡地活用策について未定のため、今後の検討課題となる。
 義務教育学校とは、1〜9年生までの小中一貫教育を実施する学校で、校長以下、一つの教職員組織を置いて、9年間の系統性を確保した教育課程を編成・実施する。学校教育法の改正により、16年に新設された学校教育制度で、18年度末現在全国に73校ある。

「提供:建通新聞社」