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日刊建設タイムズ社
2019/11/21

【千葉】佐原駅複合施設に65・7億円/香取市補正予算/年内に一般競争入札公告/北口バス拠点は用地測量

 香取市は26日開会の12月定例議会に、一般会計31億7338万円を追加する補正予算案を上程する。佐原駅周辺地区複合公共施設整備・管理運営事業に限度額65億7726万7000円(期間2020〜37年度)の債務負担行為を設定した。年内に総合評価方式一般競争入札を公告し、来年6月議会での契約承認を目指す。事業は、SPC(特別目的会社)を組成しないDBO方式で実施する。また、佐原駅北口バスターミナルを整備する佐原駅北口交通拠点整備事業に用地測量業務委託費を措置した。
 佐原駅周辺地区複合公共施設整備・管理運営事業は、JR佐原駅近くの清見屋デパート跡地などに、公民館、図書館、子育て支援、観光案内などからなる複合公共施設を整備するもの。
 建設場所は、JR佐原駅や佐原駅商店街が立地する佐原字竹之下134番3ほか地先。敷地面積は9657・72u。基本設計による建物規模はS造一部RC造4階建て延べ6574u(建築面積2261u)。建物は図書館、観光情報発信施設、公民館、子育て支援施設、社会福祉関連施設、市民活動支援センター、共用部で構成する。基本設計はINA新建築研究所(東京都文京区白山3―1―8)、事業者募集支援アドバイザリー業務は佐藤総合計画(東京都墨田区横網2―10―1)がそれぞれ担当。
 事業スケジュールは、6月議会で契約承認後、設計に着手。設計期間9か月、工期約2年を見込み、23年1月の完成、同年春のオープンを目指す。
 また佐原駅北口バス拠点整備事業は、地方創生交付金を活用し、佐原駅北口にバスターミナルを整備。整備面積は約2200u。昨年度、実施設計をパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―17)に委託し、本年9月に完了した。来年度に一部用地を取得し、21年度に施工する予定。
 一方、放課後児童クラブ・山田児童館運営業務委託に限度額5億280万3000円(20〜22年度)、地域汚水処理施設維持管理業務委託に同901万3000円(20年度)、循環ワゴン(福田ルート・周遊ルート)実証運行業務委託に同399万2000円(同)の債務負担行為をそれぞれ設定した。
 このほか、補正予算による主な事業は▽香取広域市町村圏事務組合負担金9136万7000円▽台風等被害支援対策事業29億8376万1000円▽観光振興対策事業530万円▽地域防災対策事業1048万3000円▽福田・神南統合小学校整備事業2328万1000円▽小中学校トイレ洋式化整備事業905万円――など。
 地域防災対策事業においては、香取地域防災計画を改訂する。小中学校トイレ洋式化事業では、来年度の工事に向けて5校105か所の設計業務を実施する。k_times_comをフォローしましょう
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