全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　一般社団法人新潟電設業協会（荻荘賢一会長）は２０日、新潟県土木部との意見交換会を新潟市中央区で開催し、協会は適正な工期設定や発注の平準化などを強く求めた。
　冒頭、二瓶雄司副会長は「長時間労働の是正や週休２日などの働き方改革、生産性の向上を前進させ、若者から目を向けてもらえるような業界にしていかなければならない」と述べ、坂井徹技監は「受注者が適正な利益を確保し、持続していくための取り組みを進めていきたい」と意気込みを語った。
　会では▽電気工事業申請手続きのワンストップサービス▽現場代理人の兼務の拡充▽工業高校の電気系学科の確保対策▽建設キャリアアップシステム▽週休２日促進工事の推進−の５つをテーマに活発な意見交換が行われた。そのほか、県に対して▽分離発注の推進と地元電気工事業者の育成▽働き方改革および発注関係事務の運用に関する指針の取り組み▽クリーンエネルギーおよび省エネ対策技術の活用−の３項目を要望。
　このうち、発注関係事務の運用に関する指針では、施工条件の明示、工期の適正な設定、施工時期の平準化、提出書類の簡素化などについて、一層の取り組み推進を要請した。