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建通新聞社
2019/11/25

【大阪】万博会場 延べ25・5万uの建築物を整備

 2025年日本国際博覧会協会(万博協会)は、万博会場となる夢洲の整備事業計画などを記した環境影響評価方法書を公表した。パビリオンなど延べ約25万5000平方bの建築物を新築する他、会場西側には緑地を確保。また、会場近隣の舞洲には約7500台分の駐車場を整備する予定だ。建築工事や緑地整備工事は、23〜24年度の2カ年で実施するスケジュールとしている。
 事業計画によると、会場面積は約155f。中央部分をパビリオンワールド、南側をウォーターワールド、西側をグリーンワールドとし、大きく3つのゾーンに分けて整備を進める。
 パビリオンワールドには、参加国のパビリオンや政府館、自治体館の他、飲食・物販施設、管理施設などを整備。東と西の2カ所にエントランスゲートを設置する予定。また、グリーンワールドには、緑地エリアやイベント広場を整備する。ただ、敷地内には民間事業者が運営する太陽光発電施設(約18f)が既存している。この他、ウォーターワールドでは、来場者が水に触れることができる広場の設置などを予定している。
大部分の建築物はパビリオンワールド内に配置する計画。原則、建築物は万博終了後に解体撤去する方針としているため、比較的簡易な仮設的構造とする見通しだ。
 また、舞洲に整備する予定の駐車場は、平面で自家用車約7500台分を確保する。整備予定地の現況はほぼ平地となっており、大規模な掘削工事や盛土工事は想定していない。建築物としてはトイレやサービス施設などを予定している。
 工事スケジュールは、22年度から敷地造成工事に着手し、23〜24年度に建築・設備工事、緑地整備工事を進める。万博終了後、25年度内に解体撤去工事を行う。また、舞洲の駐車場については24年度の1年間で整備する予定だ。

提供:建通新聞社