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建通新聞社
2019/11/28

【大阪】吹田 北千里小跡地複合施設基本計画を公表

 吹田市は、新たに公表した「北千里小学校跡地複合施設建設整備基本計画(素案)」に基づき、子育て支援の一層の充実を図るため複合施設を建設する。2021年度の着工を目指し、19年度は基本設計、20年度は実施設計を行う。基本・実施設計は内藤・大和建築設計共同企業体が担当。供用は22年度第3四半期を想定している。
 複合施設整備の基本方針は「多世代交流が生まれるマチナカリビング」。児童センター、公民館、図書館機能を緩やかにゾーニングし、各機能の融合で多世代がつながる滞在型施設とするよう設計を進めている。
 2階建てで延べ床面積は2700平方b程度とする方針で、低層建物であるため耐震構造を軸に検討する考え。
 建設地は古江台3ノ8番街区。同小学校跡の敷地1万0616平方bのうち、5200平方bを新施設の建設に充てる。20年1月31日の完了を目指し、旧校舎の解体工事を進めている。
 概算事業費は、設計管理費1億円、建設工事費18・3億円、什器・備品整備費3億円の合計22・3億円となる見込み。
 同市が17年3月に策定した立地適正化計画には、北千里地域に駅から800b圏内に保育所、認定こども園、児童館、子育て支援施設、図書館などを誘導すると示されていた。同地域では公立の児童館がないことから、複合施設の整備を検討していた。

提供:建通新聞社