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滋賀産業新聞
2019/12/02

【滋賀】県病院事業庁 小児保健医療センターの整備

 滋賀県病院事業庁は、「小児保健医療センター整備事業」について、基本設計・実施設計までを21年(令和3年)3月までにまとめ、同年10月の着工、24年(令和6年)1月の開院を目指す。
 計画によると、新センターの規模は地上4階建(免震構造によるS造又はRC造を想定)、延1万3000平方b。病床数は現在の100床を維持。歯科口腔外科、内分泌、代謝科などを新設・常勤化し、現在の9診療科から12科に拡充。高度治療室8床を新設するほか、感染対策用病室なども整備。センター1階部分には療育部(定員30人)、放射線、臨床検査、2階には病棟、HCU(高度治療室)、3階にはリハビリテーション、厨房、4階には手術室などの機能を配置する。養護学校については別棟の平屋で、渡り廊下で通学し独立した学習環境を確保する。
 同事業庁は、小児保健医療センター、療育部、守山養護学校の3施設の整備について、小児保健医療センター基本計画などのコンセプトに基づき、治療の困難な病気の子どもたちが医療・福祉・教育を一体的に受けられる環境の向上を図るため、3施設を一体的に整備する。それぞれの施設は、個々の機能を高め、施設利用者や職員など関係者が効率的に利用できるよう利便性の高い実現を図るとともに、障害のある児童などが利用する施設であることから、災害に強い建物に建て替える。
 概算事業費及び対象規模は、小児保健医療センターが延9054・64平方bで84億円。療育部が延2900平方bで13億4000万円。守山養護学校が同2000平方bで9億2000万円―これらに他の整備を加えた概算総事業費は126億6000万円。
 各施設は県立総合病院の本館(東館)跡地と周辺駐車場に建設。また、解体工事は駐車場を確保するために20年(令和2年)1月から21年(令和3年)1月末と同年2月から9月の2部に分け計画的に進めていく。
 なお、設計業務は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当。

提供:滋賀産業新聞