トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2019/12/02

【京都】下水管建設が来年度完了見込み 今後は老朽管改築へシフト 下水道ビジョン中間見直し

 舞鶴市上下水道部はこのほど、上下水道事業審議会を開き、下水道ビジョンを中間見直しすることを報告した。
 現行の下水道ビジョンは平成27年3月に策定した。その後、下水道事業は平成30年度末に全汚水処理人口普及率が97・1%まで普及し、公共下水道管の建設も令和2年度に予定通り概ね完了する見込みとなった。今後は平成30年度に策定した下水道施設のストックマネジメント計画に基づき、耐用年数を超え、老朽化が著しい汚水処理施設や下水道管路の改築を進める方針。
 ビジョン策定から約5年が経過し、下水道を取り巻く状況が大きく変化してきたことから、中間見直しを実施する。今後は令和2年3月の下水道ビジョン(経営戦略)見直しに伴う検討を進める。
 水需要の減少による収入の減少、企業債の増加に加え、老朽化した施設の更新などの経費の増加を踏まえ、令和2年4月1日から水道料金と下水道使用料を改定し値上げすることも上下水道事業審で報告した。水道料金は平均4・8%、下水道使用料は平均10・6%引き上げる。
 上下水道事業審では、京都府と連携して進めている西地区の二級河川高野川流域における総合的な治水対策、平成30年度水道事業・下水道事業会計決算、水洗化50周年を記念した記念マンホール蓋とその周りの風景を撮った写真をSNS「インスタグラム」に投稿する写真投稿イベント企画、外部委託及び広域連携の進捗状況について報告した。