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建通新聞社(中部)
2019/12/03

【愛知】愛知県 ステーションAi1月にも実施方針

 愛知県は、スタートアップ支援拠点「ステーションAi(あい)」整備等事業に関する基本的考え方を、12月2日付で公表した。今後、基本的考え方に対する意見募集を同月17日まで受け付け、提出された意見を踏まえ、2020年1月にも実施方針を公表。引き続き、2月ごろに特定事業選定、募集要項を公表し、事業者の募集・選定手続きに入る予定だ。
 ステーションAiは、革新的なビジネスモデルや最先端技術を持つスタートアップを起爆剤としたイノベーションを、創出するための総合的な拠点施設として計画。基本的考え方によると、施設の整備・運営に当たっては、民間のノウハウや技術力を最大限に活用するため、PFI法に基づくBT方式とコンセッション方式の導入を想定する。
 事業者の応募形態は、単体企業または企業グループとし、SPC(特別目的会社)を組成する。発注方法は総合評価一般競争入札方式。
 建設地は、元県勤労会館跡地で名古屋市昭和区鶴舞1ノ2ノ32の敷地(7332平方b)。容積率は約200%(一部400%)で、現在、容積率の制限緩和に向け検討中。施設の総延べ床面積は約1万4100平方bを見込む。
 主な導入機能は、スタートアップ向けオフィス、会議室、ラボ機能、宿泊・研修施設、研究開発機能、行政支援窓口、民間収益施設(カフェ、レストラン、スポーツジム)など。事業期間は設計・建設に1年7カ月程度、運営に15年以上を見込む。
 事業者の業務範囲は、▽施設の設計・建設▽施設の運営(トータルコーディネート、スタートアップ支援プログラム提供、各種イベント開催など)▽施設の維持管理▽スタートアップの育成・創出を推進していくための官民連携組織の運営―など。
 募集要項公表後は、20年6月ごろに事業提案の募集を締め切り、7月にも優先交渉権者を決定するスケジュールを組んでいる。

提供:建通新聞社