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建通新聞社
2019/12/06

【大阪】健安研 20年度に一元化施設工事発注へ

 大阪健康安全基盤研究所(健安研)は、新たな一元化施設の整備に向け、2020年度に工事を発注する予定だ。整備費は大阪府と大阪市で負担する。府は20年度当初予算に、整備費補助金として限度額約65億5000万円(20〜22年度)の債務負担行為を設定する方針。市も同様の予算措置を設定する見込みだ。
 府と市は、府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所を統合し、17年4月に同研究所を設立。統合に伴い、新たな一元化施設の建設計画を進めてきた。
 統合施設の建設計画では、旧健康科学センタービル(大阪市東成区中道1ノ3ノ2)を活用して整備する。大規模な改修工事の他、新棟の増築工事が見込まれる。同ビルの既存規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万9711平方b。
 基本構想によると、改修して約1万2000平方bを確保する他、隣接する府有地(旧府立成人病センター駐車場棟跡地)に延べ床面積8000平方b程度の新棟を増築する。概算費用は約100億円。
 一元化施設完成後、現在使用している2カ所の施設のうち、森ノ宮センター(大阪市東成区中道1ノ3ノ69)については解体撤去する方針。天王寺センター(天王寺区東上町8ノ34)については、今後活用方針を検討していく。
 森ノ宮センターは府が所管。本館、別館、動物舎などで構成し、延べ床面積は約1万1800平方b。構造は鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建てなど。
 天王寺センターは市が所管。本館、共用理化学棟などで構成し、延べ床面積は約9600平方b。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建てなど。
 基本・実施設計は安井建築設計事務所(大阪市中央区)が担当。

提供:建通新聞社