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　不動産管理や仲介、調査、コンサルティングのアセット・ワン（東京）は、金沢市駅西本町２丁目の所有地を事業用地として売却することにした。
　場所は駅西５０メートル道路沿い、駅西本町１丁目交差点の駅西本町２丁目１２番４７で敷地面積は１４００・３３平方メートル（４２３・５９坪）。旧オッペン化粧品金沢支店跡地で昨年４月に取得し、ホテルやマンション開発などで検討を重ねてきたが、事業化に至らず、今回、事業用地として売却する方針を決めた。
　アセット・ワンでは、売却にあたり、独自にオフィスビル案のイメージを作成。８階建て延べ約５２８０平方メートルとしているが、「建築条件付きではない」としている。
　現在、金沢市内では北陸新幹線の開業効果や既存のテナントビルの老朽化などからオフィス床が不足しており、アセット・ワンでは「ここは金沢駅と県庁の中間に位置し、需要が見込めるのではないか」（マーケティングソリューショングループ）としている。問い合わせは、同社（ＴＥＬ０３―５２１１―７１１１）まで。
　売却予定地は交差点に対し、Ｌ字型だが、条件が整えば、隣接する民間駐車場などとの一体的な土地利用もできるとみられる。用途地域としては住居系でも事業用でも可能であり、今後の動向が気になるところだ。