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建通新聞社(東京)
2019/12/18

【東京】都 立川小中高一貫教育校の付属小、20年度着工へ

 東京都教育庁は、都立立川国際中等教育学校を母体とした小中高一貫教育校の付属小学校の新築工事に2020年度に着手する。立川国際中等教育学校の南西側にあるグラウンドに、延べ床面積約8800平方bの規模の校舎を新築し、道路をまたぐ空中歩廊を配置して中学校と接続する。既存校舎に隣接して仮設校舎を設置し、小学校の新築と中学校の改修を進める計画で、小学校の建設地にある既存施設の解体と校舎の新築工事を20年度に開始し、23年度中に事業を完了させる考え。
 小中高一貫教育校は、語学力や豊かな国際感覚を身に付けた国際的に活躍できる人材を育成することを狙いに都が設置する。中高一貫教育校で多摩地区の国際高校と位置付けている立川国際中等教育学校に、6学年14学級(定員480人)の付属小学校を新設する。
 建物の規模は体育館やプールを含め延べ床面積約8800平方b。建設地は中学校の南西側にある曙グラウンド(国立市北3ノ36ノ2、敷地面積2万3767平方b)。管理棟やトイレ、集会室といった既存施設は解体する。都市計画道路(立川3・3・30号線)の整備計画があるため、道路区域を除いた部分に新校舎やグラウンドを配置する。
 道路を隔てて付属小学校と中学校を配置するため、空中歩廊(上空通路)を整備して中学校と小学校を連絡する。これに併せ、中学校でも上空通路と接続する廊下の整備や消防設備の整備など改修工事を実施する。
 20年度に既存施設を解体した上で、同年度中に校舎の新築工事に着手。中学校の改修を含め22年度までに完成させる。その後、22〜23年度にグラウンドを整備して事業全体を完了させる予定。
 付属小学校の新築や中学校改修、仮設校舎の設置に伴う設計業務は石本建築事務所(千代田区)が担当している。

提供:建通新聞社