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建設経済新聞社
2019/12/19

【京都】西京区総合庁舎整備の1期目 水道営業所跡の石綿調査完了 設計費など来年度予算に要求

 京都市文化市民局は、西京区総合庁舎整備について、令和2年度当初予算案に6810万円の事業費を要求。令和元年度の基本計画策定を踏まえ、令和2年度は具体的なレイアウトを含めた設計などに着手する考え。
 西京区役所と保健福祉センターを一体化した西京区総合庁舎を整備する計画。現西京区役所庁舎の有効活用を図りつつ、東隣の上下水道局西京営業所跡地(西京区上桂森下町27−1、約1400u)とその南側の西京区役所立体駐車場敷地(西京区上桂森下町25−10、約1300u)の敷地約2700uを活用し、新たな総合庁舎を整備する。計画地の用途地域は近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)。高さ規制は20m。
 2期に分けて整備。1期目は、現庁舎の有効活用を図りつつ、令和4年度中の完成を目指し、上下水道局西京営業所跡地に新庁舎を建設する。現在の保健福祉センター別館の機能を統合。併せて区民交流スペースなどの設置を検討する。2期目は、区民のニーズや社会情勢の変化を十分に見据えた上で、都市再生機構との土地賃貸借契約期間を念頭に、現区役所の立体駐車場敷地を活用し、1期目で整備する新庁舎と一体となるよう、庁舎を増築する。
 市は8月から10月にかけて計4回のワークショップを実施。ワークショップでの検討も踏まえ、令和元年度に基本計画を策定する。2年度から3年度前半頃にかけて設計等を進め、3年度後半頃から工事に着手し、4年度中に完成させ、5年度の供用開始を目指す。
 整備スケジュールと概算事業費の算出、事業手法の検討なども行う西京区総合庁舎整備基本計画策定業務は、公募型プロポーザルで選定し、東畑建築事務所(大阪市中央区)が担当。
 また1期目の予定地の上下水道局西京営業所跡については、上下水道局がこのほどアスベスト調査を完了した。
 予算が確保できれば、令和2年度は設計や地質調査などを行う。