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北陸工業新聞社
2019/12/20

【福井】早瀬川水系整備計画を策定/三方五湖周辺の治水対策で/−県− 

 福井県は19日、三方五湖周辺の治水対策を進めるため、今後30年間における河川の具体的・段階的な姿を示す「早瀬川水系河川整備計画」を18日に策定したと発表した。
 5月16日に河川工事や河川維持の基本となる河川整備基本方針を策定した後、「嶺南地域流域検討会」や住民説明会などを通じ、学識経験者や関係住民の意見を聞きながら河川整備計画の案を作成。このたび国の同意を得て策定に至った。
 早瀬川水系は若狭町の三十三間山に源を発し、はす川と高瀬川を合わせ三方湖に流入し、水月湖、浦見川、久々子湖を経て早瀬川となって日本海に注ぐ流域面積93・97平方キロの二級水系。早瀬川や浦見川が狭窄部で、大雨が降ると久々子湖や水月湖、菅湖、三方湖の水位が上昇、湖周辺で浸水被害が発生している。
 対象区間は、早瀬川水系の法定河川のすべての区間(早瀬川0・245キロ、久々子湖7・858キロ、浦見川0・628キロ、水月湖10・38キロ、菅湖4・35キロ、三方湖10・852キロ、はす川9・323キロ、高瀬川1・73キロ)。対象期間は概ね30年。
 目標としては、▽久々子湖、水月湖、三方湖周辺は県内のバランス等を勘案し、「概ね30年に1回程度発生する降雨による洪水」に対応▽はす川および高瀬川は現在の治水安全度を確保されるよう維持管理―と設定。計画流量ははす川の鳥浜地点で405立方メートル/s、水月湖の計画高水位はTP+1・10メートル。
 過去の出水において度々浸水被害が生じている三方五湖エリア(三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖)の対策を中心とし、水月湖から世久見湾に放流するトンネル放水路(延長約950メートル、高さ約10メートル、幅約10メートル)の建設に加え、久々子湖、水月湖、菅湖、三方湖での湖岸堤嵩上げを盛り込んだ。
 なお、上流の河川区間(はす川等)においては、
概ね計画規模(1/30)の流下能力を有しているため、今回の整備対象とはしていない。

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