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建通新聞社(東京)
2019/12/24

【東京】秋葉原駅周辺 ホテル開発を見る

 秋葉原駅周辺でホテル開発が活発だ。JR東日本グループは10月に「ホテルメッツ秋葉原」を、12月12日には高架下を利用した「UNDER RAILWAYHOTEL AKIHABARA」を開業した。このほか野村不動産(新宿区)が「ノーガホテル」の、第一リアルター(港区)が「秋葉原ホテル」の建設を進めており、アパホーム(金沢市)やA.I(川崎市川崎区)は新しいホテル計画の詳細を詰めている。
 JR東日本とアジアゲートホールディングス(港区)が開発した「UNDER RAILWAYHOTEL AKIHABARA」は、通常の2人部屋の他大人数部屋を加え、29の客室で最大104人を収容する。来街者がゆったり休息できる安らぎのホテルとしての位置付け。
 野村不動産の「ノーガホテル」も、立地する地域と深くつながることに重点を置く。客室数は約100室。20年6月の完成を目指して建設が進む。
 このほど着工した第一リアルターの「秋葉原ホテル計画」は、オペレーターは未定だが、客室にキッチンを備え、長期滞在に向けた仕様とする。
 アパホームが計画している「アパホテル秋葉原駅東」は、客室165室と賃貸住宅を6戸併設する。秋葉原駅周辺で▽アパホテル秋葉原駅前▽同 秋葉原駅電気街口▽同 秋葉原駅北―とともにドミナント戦略を展開する。近く施工者を選定し、21年3月の完成を目指して建設する。
 A.I(川崎市川崎区)は延べ約3000平方bの「アイホテル秋葉原」を新築するため、現在、当初計画の内容を再検討している。ビジネスホテルとしての用途は変えない方向だ。
 秋葉原はサブカルチャーのまちとして集客力があり、都内各地や千葉、埼玉方面とのアクセスも便利。新たなホテル群はまちと楽しむ拠点として、また、首都圏回遊の拠点としての機能が期待される。