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建通新聞社
2019/12/24

【大阪】大阪府 八尾警察移転で改修設計を20年度

 大阪府は、八尾警察署の移転計画で、2020年度は移転先となる中河内府民センターの減築改修工事に向けた設計などを進める予定だ。同事業では、庁舎の新築と既存センターの減築改修を計画しており、21年度以降の工事着手を見込んでいる。
 計画では、既存の府民センタービルの西側に新庁舎を建設する。構造などは今後検討するが、想定規模は地上5階一部4階建て延べ7200平方b。4階部分は屋上緑化とする。署員300人が勤務できる執務スペースなどを確保できる規模とし、敷地南側には大型車両庫(約200平方b)の整備も計画している。
また、既存の府民センタービルは減築改修する予定。減築後の規模は地下1階地上4階建て延べ約4400平方bとなる見込み。同センターの所在地は八尾市荘内町2ノ1ノ36。
 現在の八尾警察署は、八尾市高町3ノ18に位置。1966年の完成で、建築後50年以上が経過している。耐震補強は終了しているが、施設が老朽化している他、敷地の狭さから倉庫が無く、資料や備品などを置くスペースが不足している状況だ。
 既存規模は、旧館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1390平方b。新館が鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ3764平方b。移転後の活用方法については今後検討する。
 中河内府民センターを所管する府都市整備部では、20年度当初予算に施設改修撤去工事実施設計費として約4100万円を要望している。

提供:建通新聞社