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建通新聞社(静岡)
2019/12/25

【静岡】静岡県 事業着手準備制度で2カ所の歩道整備へ

 静岡県は、2019年度第1回の事業着手検討会議で、国道135号(伊東市富戸)と国道42号(湖西市白須賀)の歩道整備の新規事業化を決定した。2カ所は今後、測量と設計を行い、用地買収、工事へと進めていく。
 国道135号は、下田市を起点として神奈川県小田原市に至る路線で、伊豆半島へのアクセス道路として重要な役割を担っている。計画区間は、公共施設がある富戸地区中心部の西側、大室山麓の別荘地の北東端に位置する。対象区間は、現況幅員6・8bで歩道未整備のため車道路肩部を通行せざるを得ない状況となっており、安全な歩行空間を確保するため、計画延長404b間に歩道を整備して計画幅員12・5bとする。事業は、熱海土木事務所の所管。
 国道42号は、浜松市を起点として和歌山県和歌山市に至る路線で、湖西市内の白須賀地区を経由している。対象区間は、小・中学校の通学ルートであるが歩道幅員1・2bで路肩も狭い状況となっている。18年度に通学路を点検した結果、道路の利用状況や大型車との接触の危険性が確認されたことから、計画延長250b間を対象に、現況幅員8・2bを計画幅員10bに道路拡幅して歩道を整備する。これにより、通学する児童、生徒などの通行の安全性を確保する。事業は、浜松土木事務所の所管。
 同事業は、事業着手準備制度に基づいて、事業化に先立って地域住民や市町とワークショップを通して地域の課題・問題点などを話し合い、地元との合意形成を進めていた。今回の2カ所を加えて99カ所の着手が決定している。



提供:建通新聞社
(2019/12/25)

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