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建通新聞社四国
2019/12/25

【愛媛】松野町 町民センター解体を20年4月ごろ発注

 松野町は、新庁舎の建て替えを既存庁舎に隣接する山村開発町民センター跡地で行うため、同施設解体を2020年4月ごろ発注する見通し。20年度当初予算で予算措置を行い、工期は5〜7月末までの3カ月間を計画している。町民センター解体と新庁舎の設計は大建設計大阪事務所(大阪市西区)が担当し、期間は20年3月29日まで。解体施設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1285平方b。
 また、12月補正予算に、倉庫として使用している庁舎別館1階の改修費として庁舎建設工事費で311万円を計上し、町民センターにある教育委員会事務所を、別館1階に移動するため改修する。低額工事のため随意契約となる。別館の規模は鉄骨造2階建て延べ344平方b。
 新庁舎建築工事は、6月補正での予算措置し、8月ごろまでに一般競争入札を行いたい意向。設備と分離発注にするかは協議中のため未定。22年度供用を目指す。既存庁舎は新庁舎完成後に解体し、駐車場や防災広場などに利用する。また新庁舎には、防災拠点施設(防災棟)も併設する。新庁舎の規模は延べ床2000平方b程度、防災拠点施設は2階建て延べ床500平方b程度を想定している。既存庁舎は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1059平方b。
 今の本庁舎は耐用年数50年を経過し老朽化が進み、耐震基準を満たしておらず、庁舎の狭隘(きょうあい)化やスペース不足ための町民サービスの低下、バリアフリーや情報ネットワークへの対応不足などが問題となっている。新庁舎では、環境配慮型官庁施設(グリーン庁舎)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現を目指す。ユニバーサルデザインを取り入れ、交流スペースや公衆無線LANを設置。地元木材の積極的な活用を行う計画。場所は松丸343他。

提供:建通新聞社