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建通新聞社(中部)
2020/01/06

【愛知】名古屋市 瑞穂陸上競技PFIは20年7月

 名古屋市教育委員会は、瑞穂公園陸上競技場の改築で、PFI事業の実施方針を2020年3月に公表する考えだ。特定事業に選定後、20年7月に入札を公告する計画。落札者は21年3月までに選定する。事業契約締結後、陸上競技場は21〜22年度に設計・既設解体、本体改築を23〜25年度を進め、26年度の供用開始を目指す。
 同競技場のPFI事業はBTO方式。競技場改築(設計、解体、新築)の他、宿泊研修室のリノベーション、児童園の整備、園路のバリアフリー化など。また、施設用地の整地、事業者提案による便益施設、渋滞対策の提案なども含める。
 維持管理運営は、瑞穂運動場および瑞穂公園の維持管理運営を一括。維持管理運営期間は、23〜40年度の18年間で、新陸上競技場は26〜40年度の15年間。
 陸上競技場は設計・行政手続きを21〜23年度、既設陸上競技場解体を21〜22年度、新陸上競技場の建設を23〜25年度に行う。宿泊施設のリノベーションや児童園の整備、バリアフリー化など公園全体の整備は21年度からを見込むが、新陸上競技場供用後の整備も想定する。
 陸上競技場の概要案によると、本設競技場の延べ床面積は約6万1000平方bで、仮設席を含めた面積は約6万4000平方bとする。観客席は3万席で、アジア競技大会開催時はフィールド内に仮設席5000席を設置し、3万5000席を確保する。スタンドは2層構造(南側は1層構造)とし、本設席は屋根で全てを覆う。高さは31b。陸上競技やサッカーの公式試合・大会が可能な多目的競技場とし、アジア競技大会の開閉会式と陸上競技、Jリーグ公式戦に必要な機能を確保する。
 競技場西側にある国指定史跡大曲輪貝塚と関連する遺跡を保存しながら整備する他、陸上競技場とラグビー場をつなぐ連絡橋など周辺の付属施設の改築・改修も行う。

提供:建通新聞社