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建通新聞社
2020/01/09

【大阪】大阪府20年度予算 ほぼ要求通りの内示額

 大阪府は、2020年度当初予算の編成に向けて、各部局からの予算要求状況と財政課長内示額を公表した。一般会計の予算内示額は事業費ベースで1兆9512億円となり、ほぼ要求通りの査定となった。19年度当初予算額と比べ1・8%増。特別会計は3兆0253億円で同6・2%の増となった。一般会計の内示額のうち建設事業は1700億円だった。
 都市整備部関連では、モノレール道整備費として要求通りの32億8501万円を計上。門真市駅〜瓜生堂駅(仮称)延長約9`の延伸事業などを実施する。20年度は支柱建設工事、詳細設計、地下埋設物移設などを行う予定だ。
 また、連続立体交差費でも要求通りの102億7588万円を計上。20年度は、南海本線・高師浜線(高石市)の鉄道高架化工事、京阪本線(寝屋川市・枚方市)の用地買収、阪急京都線(摂津市)の用地買収などを予定している。
 この他、道路改良費で150億6065万円を要求通り計上。20年度は、国道371号、大阪和泉泉南線、長尾八幡線などを整備する予定だ。
 府警察では、新規事業として和泉警察署と貝塚警察署の庁舎移転改築事業を計画。20年度は基本調査委託料として、それぞれ約250万円ずつを要求通りに計上した。いずれも21〜22年度に基本・実施設計を行い、23〜25年度に建設工事を実施。26年度に旧庁舎を解体撤去するスケジュールだ。
 また、住宅まちづくり部の密集住宅市街地整備促進費でも、要求通りの44億1058万円を査定。道路・公園の整備、老朽建築物除去を行う市に対し補助する。対象市は、大阪市、堺市、豊中市、守口市、門真市、寝屋川市、東大阪市の7市。また、延焼遮断帯整備事業で、20年度は調査・設計、用地取得、工事などを実施する予定だ。

提供:建通新聞社