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北海道建設新聞社
2020/01/10

【北海道】黒松内町が堆肥センター発酵棟改修設計を日本都市設計に決定

 黒松内町は公募型プロポーザルで選定していた堆肥センター発酵棟改修の基本設計について、日本都市設計の提案を採用した。2020年度は同社で実施設計を進める予定で、改修工事は21年度から2、3カ年で進める考えだ。
 西熱郛原野にある堆肥センターの発酵棟は03年に完成。ふん尿撹拌(かくはん)システムを置く3棟で構成する。1棟当たりの規模はS造、平屋、延べ1700u。部材の腐食などが課題となっていて、改修を計画している。
 12月23日に実施したプロポーザルのヒアリングには日本都市設計のほか、TIT(本社・東京)、WORLD−D(同・釧路市)が参加した。
 鎌田満町長をトップに、黒松内町、蘭越町、JAようてい、利用者組合の関係者、代表者で構成する審査会が同日、堆肥システムと建物長寿命化の提案を総合的に判断し、日本都市設計に決めた。
 同社は発酵システムを現行のスクープ式からロータリー式に切り替えるとともに、腐食に悩まされていた屋根部材についてはポリカーボネイトからガルバリウム鋼板への変更を提案した。
 プロポーザルの公告に当たっては、概算事業費を4億9500万円以内、実施設計費を1650万円以内に設定している。