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建通新聞社(中部)
2020/01/16

【岐阜】27日以降公告 中津川市の市民交流プラザ設計プロポ

 中津川市は、新町ビル跡地に建設予定の複合施設、市民交流プラザ(仮称)の実施計画案を公表した。建築に関わる想定事業費を20億〜23億とした。2023年度の供用開始を目指す。基本、実施設計の委託業者は公募型プロポーザル方式で選定する。同計画案へのパブリックコメントが終了する1月27日以降に公示する考えだ。
 市民交流プラザ(仮称)は新町ビル跡地(新町1952ノ1他)に建設を予定している複合施設で、図書館や観光案内所、子育て支援施設などの機能を備える。19年12月に策定された中津川市リニアを活用したまちづくり構想の中でも町並みの計画的整備における拠点施設として位置づけられており、施設の整備により中心市街地の活性化を見込んでいる。
 現段階では遊び場スペースなどの子育て支援機能に480平方b、多目的スペースなどの市民交流機能に880平方b、図書館など学び機能に2460平方b、観光機能に220平方b、トイレなど共用部の付帯機能に760平方bとしており、3階建てで全体の想定延べ床面積は4800平方bを想定している。
 駐車場に関しては、施設の利用者数を推定し約215台のスペースを確保する方針を示した。そのうち約115台分については近接するにぎわい広場を活用する。
 また施設の想定延べ床面積から建築に関わる工事費を20億〜23億円と算定した。その他の外構工事費や設計監理費などを含む全体の想定事業費は設計業務の中で積算、精査していく。
 20年度から21年度にかけて基本、実施設計を行い、21年度内に工事に着手。既存施設からの移転や開業の準備期間を経て23年度中の供用開始を目指す。また施設の管理運営手法については指定管理者制度など、民間活力の導入を検討する。
 新町ビル跡地では、11年に同市の新図書館建設事業が施工途中の基礎工事までで建設が中止になった経緯がある。

提供:建通新聞社