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建通新聞社
2020/01/21

【大阪】堺市 万崎住宅改築1期工へ24・3億要求

 堺市は、2020年度事業で万崎住宅全面建て替え計画の第1期建設工事に着手する予定で、事業費24億3429万円を要求している。新住棟は4棟編成で建設する見通しで、現在解体が進む4〜8棟や集会所の跡地=図=に、新集会所を別棟にして新築する計画だ。
 計画によると、全体を3期に分けて建て替えるもので、各期ごとに既存住宅の解体撤去後、新住棟を建設していく。第1期工事では鉄筋コンクリート造4棟を建設した上で、3棟を渡り廊下などのエキスパンションで連絡させる計画。各棟の階数や面積、住戸数などは明らかにしていない。現在、第1期解体工事中で、予算要求では第1期解体(継続費)を含む工事費として、22億6764万円を求めている。
 設計は三弘建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)で進めており、2月末の完了見込み。
 1968〜73年に建設した万崎住宅は、鉄筋コンクリート造(中層耐火構造)5階建て11棟で構成する管理戸数600戸の市営住宅。いずれも、築後40年以上が経過、老朽化が進んでいることから、敷地内の集会所などを含む全面的な改築により抜本的な対策を講じる。省エネルギー性能やバリアフリー、耐震性を確保するとともに、良好な住環境の形成を目指す。
 所在地は堺市西区草部1018ノ1。敷地面積は4万2905平方b。

提供:建通新聞社