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北陸工業新聞社
2020/01/22

【福井】防災拠点としての機能強化を/敦賀市庁舎敦賀美方消防組合庁舎安全祈願祭開く/気比の松原モチーフにした外観などが特徴/清水建設で新年度末完成へ起工 

 敦賀市庁舎建設工事及び敦賀美方消防組合消防庁舎建設工事の安全祈願祭が21日、市や工事関係者ら約60人が参加し、建設地となる中央町2丁目地係の現庁舎北側駐車場で執り行われた。施工は清水建設北陸支店が担当し、20年度末の完成を目指す。新庁舎完成後、引越しなどを経て21年夏ごろの業務開始を予定する。

 地鎮の儀は工事発注者の渕上隆信市長が斎鎌、設計を担当する佐藤総合計画・橘設計システム設計共同体を代表して佐藤総合計画の井下仁史執行役員関西オフィス代表が斎鍬、施工を担当する清水建設北陸支店の齊藤武文執行役員支店長が斎鋤を行った。
 引き続き、直会の席で渕上市長は、市庁舎と消防庁舎が一体的に整備され防災拠点としての機能強化が図られることに大きな期待を示したほか「利用の多い窓口を1階に集約して誰もが使いやすいストレスの少ない設計となっている」と新庁舎の特徴を説明。施工者を代表して清水建設北陸支店の齊藤支店長が「3年後に北陸新幹線開業を控える敦賀のまちにふさわしい開かれた庁舎づくりのお手伝いをするべく、誠心誠意努力して参る所存」と決意表明した。
 現庁舎の老朽化などに対応するため、現庁舎北側駐車場で建替える。建物概要が市庁舎RC造(免震構造)一部S造(連結制振構造)地上5階建て延べ1万655・99平方メートル、消防庁舎S造(連結制振構造)地上3階建て延べ2535・16平方メートルとなる。
 新庁舎の外観デザインはパブリックコメントや出前講座を通じ「気比の松原」をモチーフにしたデザイン案に決定。内観デザインは木ルーバー+明るい色の床が特徴。
 新庁舎の完成後、既存消防庁舎及び既存市庁舎の解体、外構整備などを経て、22年4月のグランドオープンを予定する。

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