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建設経済新聞社
2020/01/22

【京都】東山区の祇園甲部歌舞練場 耐震改修に大成建設が参画 美観風致審小委で事前協議

 京都市は21日、美観風致審議会景観専門小委員会を開催。事前協議の祇園甲部歌舞練場耐震改修工事について審議した。
 大成建設鰍ェ参画する「祇園甲部歌舞練場耐震改修工事」は、京都市東山区四条通大和大路東入祇園町南側570−2他の敷地1万4501・80uに建つ建物群について、一部解体及び耐震改修、建替え、増築などを行う計画。
 主な内容は、撤去・解体工事として@付属建物の解体A弥栄会館と接続している部分を分離・解体B別館と接続している部分を分離・解体C別館・八坂倶楽部間渡り廊下の遵法化(壁面の解体)D既存ブロック塀の解体、整備工事として@(祇園甲部歌舞練場)本館・玄関・渡り廊下の耐震改修・内装リニューアルA技芸学校他付属建物の増築(学校、WC、照明室、渡り廊下)B管理用格子内扉新設C避難経路確保のための庭園植栽の一部撤去・新設D塀の改築。
 付属建物の増築は、技芸学校他の施設を本館と一体増築。新技芸学校は本館北東面に増築する。
 本館・玄関の耐震改修は、既存の木造フレームに対して鉄骨部材を付加し耐震安全性を確保する。建物内部から補強を行い、外観への影響の少ない耐震補強とする。
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 祇園甲部歌舞練場を巡っては、敷地内の弥栄会館を活用した新規ホテルを樺骰巣zテル(東京都千代田区)が計画。帝国ホテルは昨年10月、弥栄会館の所有者の学校法人八坂女紅場学園(京都市東山区)と新規ホテル計画について、検討および協議を開始することに関する基本合意書を締結した。
 弥栄会館は昭和11年(1936年)竣工。平成13年(2001年)より国登録有形文化財、平成23年(2011年)より歴史的風致形成建造物(京都市指定)。