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建通新聞社
2020/01/24

【大阪】大阪府 モノレール延伸20年度着工へ

 大阪府は、大阪モノレール延伸事業で、施工認可や予算措置が順調に進めば2020年度に工事着手する方針だ。20年度当初予算で事業費約33億円(前年度当初=約8億7500万円)を要求しており、査定段階では認められた。
 大阪モノレール延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定。瓜生堂には車庫を設ける。
 同事業は、昨年度に都市計画決定しており、本年度中の都市計画事業認可と工事施行認可の取得を目指す。順調に進めば20年度に工事着手し、29年に開業する考えだ。
 詳細設計に関しては、これまでにその1〜3までを委託している。
 その1はトーニチコンサルタント(東京都渋谷区)が担当。対象は門真市ひえ島付近の延長725b。鋼軌道桁2橋(2径間連続鋼軌道桁橋100b、3径間連続鋼軌道桁橋126b)や、鉄筋コンクリート橋脚28基の詳細設計などを進めている。
 その2は復建調査設計(広島市東区)が担当。対象は大阪市鶴見区安田2丁目付近の延長650b。3径間連続鋼軌道桁橋1橋、鉄筋コンクリート橋脚26基の詳細設計などを進めている。
 その3はトーニチコンサルタントが担当。対象は東大阪市荒本北3丁目付近の延長700b。単純鋼軌道桁橋1橋、4径間連続鋼軌道桁橋1橋、鉄筋コンクリート橋脚16基の詳細設計などを進めている。
 府では、20年度以降も順次詳細設計を外注していく考えだ。

提供:建通新聞社