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日刊建設タイムズ社
2020/01/30

【千葉】時曽根橋の下部発注/県海匝土木/山武東総道路2期を推進/笹曽根橋は詳細設計

 県海匝土木事務所は県道路公社と共同で、銚子連絡道路の一部を構成する国道126号山武東総道路2期を推進。本年度は約17億500万円を投じて事業の進捗を図っている。時曽根工区で(仮称)時曽根橋の下部工や(仮称)大布川橋の詳細設計を実施。笹曽根工区では(仮称)笹曽根橋の詳細設計を委託する。また、未事業化区間の匝瑳市〜旭市の3期区間約12qについて、昨年度に実施した環境調査の取りまとめや、道路設計に係る関係機関との協議を実施する。
 山武東総道路2期は@横芝光1・6qA時曽根1・0qB笹曽根0・8qC八日市場ほ1・6q――の4工区で事業を進めている。横芝光工区は道路公社、他の3工区は海匝土木事務所が施行。
 本年度は、海匝土木事務所が時曽根工区で(仮称)時曽根橋の下部工を推進。年度内にP3〜P5の橋脚を発注する。下部工は昨年度、その1とその2を発注。その1を畔蒜工務店が9550万円、その2を小原建設が1億1950万円でそれぞれ落札した。
 同橋梁は匝瑳市時曽根地先で谷津田を横断。規模は橋長221・6mで、幅員が車道3・5m(2車線)、路肩0・75m×2の全幅8・5m。形式はPC9径間連結プレテンT桁橋。詳細設計はパシフィックコンサルタンツが担当。
 笹曽根工区については昨年度、笹曽根橋の予備設計を実施。本年度は詳細設計を委託する。詳細設計は16日付で指名競争入札を公告し、来月14日に開札する。笹曽根橋は、道路が集落を通過するため、地元住民の要望を受け高架橋を設置するもの。橋長は約229mで、予備設計は中央コンサルタンツが担当。
 大布川橋梁の詳細設計を東光コンサルタンツに委託している。橋梁の規模は橋長約24m。幅員、形式は詳細設計の中で検討する。
 一方、3期区間は、県道八日市場野栄線バイパス(匝瑳市横須賀)〜飯岡バイパス(旭市イ)の約12q。昨年度に環境調査と道路予備設計を実施。本年度に調査の取りまとめや道路設計に係る関係機関との協議を進めている。
 山武東総道路2期は、山武郡横芝光町芝崎地先の横芝光ICから匝瑳市横須賀地先の主要地方道八日市場野栄線までの約5・0qの路線。道路幅員は9・5m(車道3・5m×2、路肩1・25m×2)。道路規格は第3種第2級で設計速度60q/h。道路構造は盛土。
 2004年3月に整備区間の指定を受け、07年度に事業着手した。全体事業費100億5500万円に対し本年度末までに58億9100万円を投入する計画で、進捗率は約58%。
 銚子連絡道路は、首都圏中央連絡自動車道などの高規格幹線道路を補完する地域高規格道路として計画。路線は、山武市と銚子市を連絡する概略延長約30q。このうち、圏央道の松尾横芝ICから匝瑳市の主要地方道八日市場野栄線までを山武東総道路として整備。松尾横芝ICから横芝光ICまでの1期約6・1qが06年3月に完成し、供用を開始している。k_times_comをフォローしましょう
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