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建通新聞社(東京)
2020/01/31

【東京】都 泉岳寺駅再開発、特建者の公募開始

 東京都都市整備局は「泉岳寺駅地区第2種市街地再開発事業」で、都に代わって再開発建物の実施設計と施工、保有床の処分(都の保留床を除く)を行う特定建築者の公募手続きを開始した。泉岳寺駅の拡幅改良に合わせて鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下3階地上30階建て延べ約11万平方bの再開発施設を建設する計画。参加希望表明を1月30日〜2月13日、特定建築者の応募を4月13〜16日に受け付け、選考委員会による提案内容の審査やヒアリングを経て5月下旬に特定建築者予定者を決める。24年度末の事業完了を目指す。
 同事業では、ホーム幅が狭くラッシュ時の混雑緩和が求められている都営浅草線泉岳寺駅(港区高輪2ノ16ノ34)の大規模改良と、駅上部の国道15号の東側に面した民有地を含む市街地整備を、都施行による再開発事業として一体的に実施する。
 再開発の施行区域は港区高輪2丁目、芝浦4丁目、港南2丁目の約1・3f(敷地面積8486平方b)。施設の規模は地下3階地上30階建て延べ11万0644平方bで、地階に駅施設と駐車場を配置。地上1〜11階に駅施設や店舗(13区画)、事務所(28区画)、子育て支援施設、12階に設備室、13階以上に住宅(384戸)を設ける。
 公共施設として地区幹線道路(第2東西連絡道路、延長約40b、幅員4b)や地下鉄駅前広場(面積350平方b)、広場1号(面積2600平方b)、広場2号(面積150平方b)、歩道状空地1号(延長140b、幅員2b)などを整備する。
 都は特定建築者予定者からの基本協定保証金の納付を受け、基本協定を締結し、特定建築者として決定。特定建築者が9月ごろ既存施設の解体・撤去に着手する。所有権移転登記、工事完了公告までを25年3月ごろまでに終える。
 再開発施設の基本設計は久米設計(江東区)が担当した。東急不動産(港区)と京浜急行電鉄(港区)、東急建設(渋谷区)、京急建設(港区)の4者で構成するグループが事業協力者として再開発施設の計画・仕様の検討や事業計画書の作成に携わった。

提供:建通新聞社