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鹿児島建設新聞
2020/02/03

【鹿児島】九州地整19年度補正個所(直轄)/再評価 東九州道に74億

 国土交通省九州地方整備局は、2019年度補正の事業実施個所(直轄)を明らかにした。本県関係には156億4900万円のうち、事業評価監視委員会で約80億円の事業費増が承認された東九州自動車道に74億円を配分。鹿児島港には18億円のうち、15億円を臨港道路鴨池中央港区線に充てる。また、ゼロ国債には10億1400万円を設定した。 
 内訳は、道路関係のうち改築が東九州自動車道(志布志〜末吉財部)で、20年度の鹿屋串良〜志布志間(19.2km)の供用に向け、74億円を計上。南九州西回り自動車道には芦北出水道路6億円、阿久根川内道路1億円が認められた。 
 電線共同溝は、国道3号伊敷脇田地区に2億4000万円、国道225号宇宿地区は1000万円。維持管理は6路線に11億9000万円、交通安全対策は4100万円を充てる。
 河川関係は、川内川の改修7億6000万円、維持修繕13億6100万円。肝属川は改修1億2000万円、維持修繕7億200万円。長谷川渓流保全工は5億200万円で早期完成を目指す。 
 港湾・海岸関係は鹿児島港が18億円。そのうち、臨港道路には15億円を投入し工事が本格化する。志布志港は3億円で新若浜地区を推進。指宿港海岸侵食対策は離岸堤改良や養浜等に3億4200万円。官庁営繕は鹿児島第2地方合同庁舎で火災報知設備改修に1億8100万円を予算化した。 
 ゼロ国債は、東九州自動車道に6億円、芦北出水道路は1億円、交通安全対策で国道225号峯尾峠視距改良(枕崎市)1億1400万円、国道226号喜入前交差点改良(鹿児島市)1億2000万円、桜島砂防施設改築の砂防堰堤工の8000万円により工事の平準化を図る。 


■補助事業 
 総額106億を配分 
 広瀬道路にゼロ国債 

 災害からの復旧・復興と安全・安心の確保に88億1300万円、未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上として18億1600万円を配分した。 
 主なものは、都城志布志道路の末吉道路(曽於市)9億円、北薩横断道路の広瀬道路(さつま町)1億7300万円。川内港に3億3000万円。砂防は大石ノ岡1(薩摩川内市祁答院町)5000万円、境川(垂水市)6000万円で砂防堰堤工を整備する。ゼロ国債は広瀬道路に1億8000万円を計上した。

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