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滋賀産業新聞
2020/02/06

【滋賀】多賀町の2020年度当初予算案

 多賀町は、4日開会の2月議会定例会に一般会計47億8000万円、特別会計(9会計)18億6367万3千円、企業会計(2会計)12億9710万1千円から成る総額79億4077万4千円の2020年度(令和2年度)当初予算案を上程した。
 3月15日の投開票を予定する町長及び町議会議員の選挙に伴い1ヵ月前倒しとなった町議会の会期は、26日までの23日間を予定。
 一般会計の対前年度当初比は、5・0%(2億2900万円)の増。普通建設事業費(投資的経費)を見ると、継続事業として絵馬通り等の道路整備や橋梁長寿命化事業など既存の計画に基づく事業とスマートIC整備事業のほか、新規に民間保育所等整備事業費を予算化。
 予算編成にあたっては、令和2年度が「第5次多賀町総合計画」における後期基本計画の最終年となることから、目標達成に向けまちの将来像として掲げる「自然と歴史・文化に包まれたキラリとひかるまち」の実現に向けた事業を着実に完了させるための予算を編成。安心安全なまちづくりに必要な予算を最優先に確保し「子育て支援や教育の充実」「定住・移住に向けた施策、地域の元気づくり」に重点配分するとともに、防災や産業活性化、福祉サービスの向上・環境対策など、住み良いまちづくりに向けた予算確保に努めた。
 主なものは、道路新設・改良・舗装事業費に1億0600万円、都市再生整備事業費に8600万円を計上し、それぞれ道路橋梁新設改良事業を推進。最終年度を迎える「絵馬通り」の道路整備をはじめ、敏満寺高宮線の修繕や大手橋の橋梁長寿命化、通学路の安全対策などを推進し、町民の生活基盤の充実を図っていく。
 また、令和元年度から着手したスマートIC整備事業費には1億9000万円を計上し、国や県・NEXCO・地元と協力しながら、令和4年度末の完成を目指して、詳細設計や用地測量・用地購入、アクセス道路上下線関連工事等を推進。
 さらに、保育所運営事業では、新規に小規模保育所の建設補助金に3700万円を計上、町内で初となる民間事業者による定員19名(0歳児〜2歳児)の小規模保育施設の建設に向けた補助金の予算化を図る。
 コンサル関係では、令和元年度から着手している教育施設管理計画策定に向けた事業費に400万円を計上、小中学校や保育園・幼稚園、あけぼのパーク多賀など教育施設の長寿命化対策として、維持経費や老朽度等の調査分析をもとに中長期的な施設管理計画の策定業務を進めていく。

提供:滋賀産業新聞