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建通新聞社
2020/02/06

【大阪】市立美術館改修へCM業務プロポを公示

 大阪市博物館機構は、市立美術館の大規模改修に向け、コンストラクション・マネジメント(CM)業務の公募型プロポーザルを公示した。受託者は、設計者、施工者、工事監理者などの選定支援などを行う。2020年度に基本設計などに着手し、その後、21年度末までに実施設計を完了、22〜23年度の2年間で工事を進める予定だ。
 同機構では、大阪市が新たに建設する大阪中之島美術館などとの連携を進めるため、大規模改修工事を計画。美術館のコンセプトや展示の在り方を踏まえ、改修内容の精査と設計条件の整理を進めている。
 対象となる既存施設の規模は、本館(登録文化財)が地下3階地上3階建て延べ1万2726平方b、新館が地下1階地上3階建て延べ4943平方b。敷地面積は8万3202平方b。
 想定する改修工事の概要は、本館が▽老朽化に伴う設備の更新▽展示室空間の仕様の改善▽バリアフリーを意識した改修▽カフェ・トイレなど利用者施設の整備▽登録文化財として外観や一部内部空間の保存再現―など。新館では老朽化に伴う設備更新など。
 CM業務は2月10日まで参加申請、3月9日まで提案書を受け付ける。3月中旬にプレゼンテーション審査を実施し、同月下旬に選定結果を通知する予定だ。契約期間は2021年3月31日。契約上限金額は2400万円(税込み)。
 基本設計の前段階となるモデルプランの作成業務は、19年度末までの納期で日建設計大阪オフィス(大阪市中央区)が進めている。

提供:建通新聞社