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北陸工業新聞社
2020/02/06

【福井】坂井西部で土地改良事業/21億投入、新規着手へ準備/−県− 

 福井県は坂井市坂井町下兵庫など坂井西部地区を対象に、県営土地改良事業(経営体育成基盤整備事業・土地総)として農業用用排水施設、暗渠排水、客土各事業を計画している。
 総事業費は3つを合わせて計21億1300万円を想定。
 ともに事業期間には20年度から27年度までを見込んでおり、現在、新規着手に向け手続きを進めている。
 まず農業用用排水施設の事業費は8億1290万円(うち排水路工7億5700万円)。概要は折戸排水1・506キロ(トンネルその他、ポリ管φ500〜1100)、下兵庫排水4・847キロ(開きょ、HF900*600〜HF900*900)。排水施設を更新することで、施設の機能回復や維持管理の省力化を図り、安定的かつ持続的な低コスト化農業の構築を目指すとともに、担い手による農地利用集積および高収益作物の拡大に取り組むもの。
 暗渠排水には12億5320万円を投入(うち暗渠排水工11億5500万円)。概要は暗渠排水446・3ヘクタール。農地の乾田化を図れるよう暗渠排水を整備し、高収益作物の増収を図るとともに、土地利用率の高い効率的な水田農業の確立を実現させ、担い手による農地利用集積および流動化を図るのが狙い。
 客土は事業費が4690万円(うち客土工4600万円)。概要は客土11・6ヘクタール。基盤嵩上を目的とする客土を行い、高収益作物の導入など農地の高度利用の実現を図るとともに、土地利用率の高い効率的水田農業の確立を実現させる方針としている。

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