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建通新聞社(東京)
2020/02/07

【東京】都 多摩尾根幹線、アセス見解書まとめ

 東京都都市整備局と建設局は、南多摩尾根幹線のうち多摩カントリークラブ周辺の保全区域を通過する「多摩都市計画道路3・1・6号南多摩尾根幹線(稲城市百村〜多摩市聖ケ丘五丁目間)」の建設事業で、特例環境配慮書に寄せられた意見に対する見解書をまとめた。遮音壁の必要性の再検討を求める都民意見に対しては、低騒音舗装の採用と合わせた遮音壁の設置によって騒音に関する評価指標を満たすことができるとの見解を示した。関係市長からの環境保全や騒音・振動防止を求める意見には、必要な対策を適切に講じると回答している。今後、環境影響評価手続きと並行して、2案を想定するトンネルルートの絞り込みなどを進め、2021年度の事業化を目指す。
 南多摩尾根幹線のうち今回の事業区間は、稲城市百村(稲城福祉センター入口交差点)と多摩市聖ケ丘5丁目(多摩東公園交差点)を結ぶ部分。京王相模原線・若葉台駅の北側に位置し、多摩カントリークラブや稲城第3公園、若葉台公園などがあり、緑豊かで起伏のある地形を東西に通過する。保全区域に位置付けているため、トンネルを主体とした構造とし、事業による周辺環境への影響を極力抑える。
 既定の都市計画案をベースとするA案は延長約4・1`で、このうち稲城中央公園交差点〜多摩東公園交差点間を延長約2・5`のトンネル区間(一部平面)とし、残る稲城福祉センター入口交差点〜稲城中央公園交差点間の延長約1・6`を標準区間(平面延長1・5`、橋梁延長0・1`)とする。
 一方、B案は、トンネル区間を既定案よりも南側に配置し、延長は約2・4`。標準区間は既定案と同じにする。
 幅員は、いずれの案もトンネル区間の平面部58b、トンネル部が車道部7・5b×2。標準区間の平面部が36〜58b、橋梁部が50b。
 工事については、平面部に21年度に着手。22〜24年度に用地買収を行うとともに、橋梁部に22年度に着工する。トンネル部は23年度に工事を始める。29年度までに全ての工事を完成させ、同年度中に供用することを想定している。

提供:建通新聞社